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船橋オート2016年3月で閉場。65年の歴史に幕。その理由とは

   

船橋オートレース場が、2016年3月をもって閉場することが

決まった。

同レース場は、1950年に日本で始めてオートレースが開催

された発祥の地。約65年間に渡り運営してきたが、この度

施工者である、千葉県側公表により運営を中止する事となった。

 

そもそもオートレースって何?ということと、

このオートレース場が閉場した理由について調べてみました。

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オートレースとは?オートレース場での遊び方

競馬が馬が走るレースだとしたら、

オートレースとは、バイクが走るレースです。

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こんな感じで、8人がバイクに乗って走ります。

選手は皆1着を目指して走ります。

賞金も1着が1番高いし、選手にはクラスがあり、

成績が良い人ほど上のクラスで走ることができ、

上のクラスに行けばいくほど、賞金も高くなるからです。

 

客側は、1レースごとに、どの選手が優勝するか、

2着にどの選手が来るのか等を予想し、お金を賭けます。

例えば、1番の選手が1着。5番の選手が2着になると

予想した人がいたとしたら、

2連単の1→5として車券を購入します。

其の時にいくら購入するのかも決めます。

ここでは300円購入するとします。

また、5番が1着。1番が2着となる可能性もあるからと、

5→1の2連単を100円購入したとします。

その2点の車券を購入した場合のサンプルが以下の写真

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購入する前に配当を見ることが出来ます。

1→5なら6倍、5→1なら4倍といったオッズ(配当)が出ているので、

自分の望む配当に賭け、後はレースがそのようになるのを祈るばかりです。

実際に当たれば、其の配当分を貰うことができますが、ハズレの場合は、

文字通り賭けた車券は紙くずになります。

 

車券は以下の買い方で購入できます

車券の種類

◆単勝式 1着の選手を当てる車券
◆複勝式 予想した選手が3着以内に入着すれば当たりとなる車券(7車以下は2着まで)
◆連勝単式(連単) 1着と2着の選手の車(枠)番号を、順位どおり当てる車券 (56通り)
◆連勝複式(連複) 1着と2着の選手の車(枠)番号を、順位に関らず当てる車券(28通り)
◆三連勝単式(三連単) 1着と2着、3着の選手の車(枠)番号を順番どおりに当てる車券(336通り)
◆三連勝複式(三連複) 1着と2着、3着の選手の車(枠)番号を順位に関わらず当てる車券(56通り)
◆拡大二連勝複式(ワイド) 1着~3着内に入着した2車を着順に関わらず当てる車券(28通り)

お客は、レース場に来たら、どの選手が1着に来るのかなどを予想し、

上の賭け方でお金を賭け(車券を購入)後はその結果を楽しむというのが

オートレース場の楽しみ方です

船橋オートレース場閉場の理由

船橋オートレース場の閉場の1番の理由は、

主催者側が儲からない事です。

 

船橋オートレース場は、千葉県船橋市にあり、

千葉県と船橋市で運営しています。

広大な敷地に、選手に対する、出走手当て、賞金の支給。

等、運営者側が負担しなければならない費用があるのですが、

それが赤字になり運営が困難になった為です。

 

実はこのオートレース場不況は今に始まった話ではなく、

過去にお客の数が減り、儲からなくなったことがありました。

その時に、運営者側は、その分を何とか補填しようと、

還元率を変更したのです。

還元率とは、払い戻し率等といわれるもので、

100円賭けたらいくら払い戻されるのかという率の話です。

お客は100円賭けたとしても、主催者は其の中から必要経費を

差し引き、お客に払い戻しをします。

其の率は、公営競技(競馬、競輪、オートレース)は一律75%程度と

決められていましたが、オートレースは、お客様が減ったとき、この

払い戻し率を70%にすると発表し、その時から更に客が来なくなったという

ことがあります。

千葉県側は、今まで75%を払い戻していたのに、

70%の払い戻しにすれば、5%の分が千葉県側の利益となりますので、

運営者側には、有利ですが、客側にとっては不利となります。

払い戻し率が、70%だとしたら、

1000円1レースに賭けたら、戻りは700円。

この700円を次のレースにかけたら、戻りは490円。となり、

2レース遊んだだけで、初期投資額が半分になってしまうのです。

(他の公営競技は75%なので、同じように1000円を2レースに賭けたら、

払い戻しは、563円。6パーセント程度しか変わりませんが)

その事を察したファンがさすがに馬鹿馬鹿しいとやめたのでしょう。

 

その後、2015年4月からは、2連単のみ、70%の払い戻しから

80%に変更するという公表をオートレース側がしましたが、

失ったファンがすぐに戻ってくるわけでもなく、

閉場に至りました。

今現在残っているオートレース場は、5場。

対して閉鎖されたオートレース場は、6場

東日本(北関東・坂東・東海)[編集]

西日本(中国・九州)[編集]

閉鎖されたオートレース場[編集]

今後もファンが増加しない限り閉場の可能性が

かなり高いということがいえます。

 

因みに、公営競技の中では、千葉競輪、岸和田競輪なども

存続の危機になっています。

やはり売り上げが悪いというのが要因です。

昔は賭け事といえば、オートレースが主流の時代もあったのかも

しれませんが、今は手軽に遊べるパチンコなどにお客が流れたり、

不況下で行かなくなった人も増えているのでしょう。

何にせよ変化に対応できない業態は淘汰される。

そんなことを痛感した船橋オートレース上の閉場記事でした。

※現在競馬の払い戻し率は、車券の種類により、率が変更されています。

記事引用(船橋オートレース場閉場)

船橋オート、65年の歴史に幕 森田知事らにブーイング

伊勢剛

2016年3月21日20時20分

今年度限りで廃止される船橋オートレースの最終レースが21日、同レース場で開催された。船橋は1950年に日本で初めてオートレースが開かれた「発祥の地」。約1万3千人のファンが来場し、65年の歴史に別れを告げた。

最終レースでは、選手会の船橋支部長を務める地元の永井大介選手(39)が優勝した。表彰式では目を潤ませながら、「最後に優勝できて本当に幸せ者。みんな家族みたいに温かい場所だったので、家に帰って来られなくなるみたいで本当に残念。ずっとここにいたい」と話した。

永井選手は2014年夏に船橋オートの廃止が発表されると、支部長として存続を訴える運動の先頭に立ってきた。終了後に開かれた閉場式では、存続を願う署名が13万人を超えたことにも触れ、「力及ばず今日という日を迎えてしまい、ファンのみなさまにおわびします」と述べた。

船橋では65年の間に、『ミスターオート』と呼ばれた飯塚将光氏ら多くの選手が輩出した。現在もトップクラスの選手が多数おり、昨年度後期の全国ランキングでは、船橋勢が上位3人を独占。ファンの間では「船橋最強軍団」との呼び名もあるという。

閉場式には、施行者の県と船橋市から、森田健作知事と松戸徹市長も出席。2人があいさつで登壇すると、存続を願うファンからは「帰れ」「(廃止を)撤回しろ」などとブーイングが続いた。

船橋オートは30日まで、他のレース場の車券を販売し、閉鎖する。全国で6カ所あるオートレース場は、5カ所になり、船橋の選手は、他のレース場に移籍するという。(伊勢剛

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