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楽天証券FXの大事故で、FX利用者が大損している件

   

楽天証券FXが、3月17日20時40分ごろ、間違ったレート配信で、

楽天証券FX利用者が、とんでも無い事になっている。

前代未聞のあってはならない大事故について、触れてみた。

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楽天証券FXの大事故概要(FXを知っている人)

楽天証券FXは、3月17日、午後20時40分ごろ、

同社が運営する楽天証券FXの取引レート(スプレッド)

を誤配信した。

正しい配信が、ドル円で、113.34円-113.35円

だったとしたら、

楽天証券FXは、103.30円-1180.30円としてしまい、

そのレンジの中に指値、逆指値を設定したお客様は、

皆決済されてしまった模様。

楽天証券FX側は誤ったレート配信だったことを認め

返金には応じる予定であるが、処理に時間がかかり、

すぐにとはいかない模様。

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楽天証券FXの大事故概要(FXを知らない人)

楽天証券FXは、3月17日、レート誤配信というとんでも

ないことをやらかしました。

FXとは

USDとはアメリカドルの事ですが、この価格は、日々変動しています。なんでか分かりますか?

通貨自体が取引されているからなんです。

アメリカドルを売ったり、買ったりする人がいるので、価格が変動しているのです。

そしてアメリカドルに限らず、ユーロ、ポンドなどの世界中の通貨の売買をしているのがFX(Foreign Exchange=外貨両替から生まれたとされている)となります。

この通貨の売買は、FX取引業者という業者がございまして、

この会社(主に証券会社のFX部門)に口座開設をすることにより、

誰しもがお金さえあれば、FX(通貨の売買)を開始することが可能です。

FX取引とは

日本でFXをしようとした場合には、FX業者(証券会社)に口座開設をします。たくさんの会社があるので、どれか一つを選べばいいでしょう。

口座開設をしますと、どの会社に口座開設をしても、現在の通貨のレートをリアルタイムで確認することができます。

今の値段はいくらかというのを表示しており、この価格は数秒ごとに変わっていきます

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FX取引とは、この値段がこれからどうなっていくのか?

上がるのか、下がるのかという事に、お金を賭ける事です。

現在のアメリカドルが111円だとして、それが上がるなと

思う人はアメリカドルを買い、下がるなと思う人はアメリカドルを

売りという形で、それぞれが購入します。

仮にAさんが111円で、上がると思って買いで購入、

Bさんが同じく111円で下がると思って売りで購入したとします。

2時間後、112円になったら、Aさんは、1円の利益(1円といっても、1万通貨が一般的な取引単位なので、1万円の利益)

Bさんは、1円の損失となります。

尚決済は自分の任意のタイミングで出来るので、損をしている時は

決済しないということも可能です。

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FX取引におけるスプレッドとは

FX取引には必ずスプレッドというものがあります。

これはFX会社が取っている手数料のことです。

その会社も利益が無ければ営業することが出来ないので、

それはしょうがないですよね。

 

スプレッドというのは、手数料と書きましたが、具体的に

どうなっているのかというと、

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上の画像、USD/JPYは、アメリカドルの値を

表しています。

1ドル当たりの価格なんですが、

左右に二つ出ていますよね。

右が買う時の価格。左が売るときの価格です。

この差額がスプレッド(手数料で、FX会社の利益)となります。

右の価格が買いの価格で、69円。左の価格が売りの価格で、

68.2円。仮に買いで購入した人がすぐに売っても、68.2円-69円で、0.8円の損となります。(これがFX会社の利益となります)

 

でこのスプレッドが各社により異なります。

DMMFXさんだと、アメリカドルの手数料は、0.03円だけど、

他の会社さんは、0.1とか。

誰しもが手数料は取られないにこしたことは無いので、

FX会社同士で競争が起きています。

で、今回楽天証券FXはこのスプレッドを誤配信してしまいました。

なんと手数料を15円(DMMFXだと0.03の為、なんと500倍)

にしてしまったのです。

因みに、楽天証券FXさんだけが誤配信をしてしまいました。

他社のFX会社は誤配信が無かったので、利用者の被害はありません

楽天証券FXの大事故。15円のスプレッドとは

スプレッドがFX会社の手数料となりますが、

この手数料の相場は、基本的に0.03から、0.1の間が

一般的で、どんなに高くても、0.3位です。

ですから、明らかな誤配信で、とんでもない値です。

楽天証券FXのスプレッド15円がもたらした被害

実際に取引をしている人達は、

指値と逆指値を入れて注文を出します。

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上記の画像で、1ドル120円の時に買いで入った

人が、121円になったら、売りとして121円に指値注文

を入れます。

今度は自分が上がると思っていても、下がった場合、

このラインまで下がったら損をしてでも、やめようというライン

の注文。これを逆指値注文といいますが、

これを119円に入れたとします。

 

相場というのは、一秒ごとに変化しております。

通常の相場なら、さほど大きく動くことも無いのですが、

中国の成長率が下がったとか、原油価格が下がったとか、

大きな戦争が起きた時とか、国の格付けが下がった時等

大きく相場が動くことがあり、それを防止するため(めちゃくちゃ損してしまうこともあるが、逆指値を入れておけば損をとめられる)一般的には、指値と逆指値をセットで注文する人が多いのです。

で、今回の楽天証券FXのスプレッドは、

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指値を入れていた人も、逆指値を入れていた人も、

基本的に指値と逆指値注文を入れていた人は、

すべてがその範囲に引っかかってしまい、

決済(ポジションが無くなる)されてしまっていたのです。

 

【豆知識】

アメリカドルの一日の値動きの最大値は平均で、

0.7円です。

どんなに相場が動いたとしても0.7円程度だということが

データー上で出ています。

大体の人は、今の価格から、1円前後の所に指値、逆指値

を置くことが一般的です。

2015年のアメリカドルの値動きは、116円~123円の間。

1年間で7円しか動かないのですから。

それが15円も動いてしまったので、楽天証券FXの利用者は

かなりの人がポジションが無くなり、その返金がすぐにとは

いかないようですので、色々不便されていると思います。

楽天証券FXの大事故の今後

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楽天証券FXは、レート誤配信により、決済などをされて

しまった方、被害をこうむった方に対して、返金をするという

ことを公表していますが、

対応については、時間がかかるとしております。

また、本来レート誤配信がなければ、あったポジションで

これだけの利益が取れたという人も多くいると思いますが、

そういう方々の想定利益などの対応はどのようになっていくのか?

今後の対応が注視されます。

 

尚、この誤配信があった後、楽天証券FXは解約が相次ぎ、他の会社に切り替えたお客様が多いようです。



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