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本田技研工業㈱、世界初10速AT(自動変速機)開発。10速ATとアキュラって何?

   

ホンダは、前輪駆動車向けで、世界初の10速AT(自動変速機)を開発したと発表しました。

 

10速ATとは、車に搭載されている、自動変速機を表します。

10速ATとそれが搭載された試験車のアキュラについて調べてみました。

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ホンダが開発した世界初10速ATとは?

10速ATとは、10段階の速度を変更できる、オートマチックトランスレーションの事です。

ATとは、自動車やオートバイの速度を変える変速機で、

車の速さやエンジンの回転速度に応じて、自動的にの変速比を切り替える機能を持った機械です

 

車を乗る人なら、オートマ車ってあるのをご存知かと思います。

アクセルとブレーキだけで運転可能な車です。

これは自動変速機がついていることにより、可能になっています。高速道路などの100kぐらいのスピードを出す場所では、アクセルを踏むと、内蔵されている自動変速機がアクセルに合わせて、エンジンの回転数を自動で上げる操作をする為です。

逆に自動変速機がついていない車は、マニュアル車と

言って、こちらは、自動変速機が無いので、ドライバーが速度に合わせてギアを切り替える必要があります。

1速なら、最高速度20kで走るとか、2速に入れると、最高速度40kで走るとか、ギアによって速度が決まっています。

ドライバーからすれば、運転に関しては、圧倒的にATが楽なので、自動変速機がついている方が売れています。

 

今回ホンダが開発した10速ATのどこが世界初なのか?

というと、10速(10段階の速度に合わせて自動的に変速する)という点にあります。

今までは6速が主流(逆に言うと、これでも高速や通常走行にはまったく問題が無い)だったのですが、ホンダはあえて10速のATを開発したと発表しました。

ホンダが開発した10速ATのメリットとデメリット

ホンダが開発した10速ATのメリットですが、

今までの主流が6段階の速度変更だったのが、

10段階になると、適正速度に合わせた、適正な

ギアの提供が可能となります。

それ即ち、燃費の向上になり、また、騒音の低減にも

なります

ホンダが開発した10速ATのデメリットですが、

今までは、6段階の速度変更だったのが、

10段階にしたら、それだけ部品が多くなり、

自動変速機が大型化して、車の自由度(比較的

小さな乗り物なので、変速機が大型化すると大変になる)

が減るのではないかということが懸念されていたのですが、

開発チームの努力の結晶で、出来上がった10段変速機は、

現状の6段階の変速機と同等のサイズを実現できました。

よってこれはデメリットになる可能性が大いにあったのですが、デメリットにはなりませんでした。

未だ公表されていませんが、これを搭載した車の値段が

どのようになるのか?

この点がデメリットに入ってくるかもしれません。

 

ホンダが10速ATを搭載した試験車アキュラRLXとは

2013年から登場した、アキュラのフラグシップセダンが、

アキュラRLX(5シリーズある内の1つ)

アキュラとは、北米を中心に展開されているホンダの高級

ブランドのことです。

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お値段等はこちら

アキュラ RLX アドバンス・パッケージ
価格 $60,450(623万円)
燃費 10.2km/ℓ
CO2排出量 NA
乾燥重量 1813kg
エンジン V型6気筒3471cc

ホンダは2016年の春に、アキュラRLXモデルの発売が予定されています。この時期に10速AT搭載のモデルが発売となるのか?

未だ判明していませんが、今まで、最高がメルセデスベンツの9段変速だったので、世界初ということで販売の際には注目が集まりそうです。

尚自動車市場を含み、資源の無駄遣いは無くす方向にあり、

10段変速が燃費向上につながり、ガソリンの消費を抑えられることから、今後、それ以外の会社からの自動変速機の開発や、電気自動車、ハイブリットカーの開発等、今後もさらに

技術革新が進みそうに見えます。

記事引用

ホンダ、世界初の10速AT エンジン車の「多段階化」、開発競争加速

SankeiBiz 3月14日(月)8時15分配信

 ホンダは前輪駆動車(FF)向けで世界初の10速AT(自動変速機)を開発した。現在、主流の6速ATに比べてきめ細かな変速によってエンジンを効率が良い回転数で運用でき、燃費は6%以上改善する。北米を中心として大型車に搭載する見込みだ。

ATは走行状態に合わせてギアを自動的に変え、エンジンからの回転をタイヤに伝える。走行時に必要な回転数を伝えるほか、停止したときに駆動力を切り離し、後退時には回転を逆にするなどの機能を担っている。主に回転をギアに伝える「トルクコンバーター」、回転を変速してタイヤに伝える「プラネタリーギア(遊星歯車)」、変速指示を出す油圧装置などで構成される。

◆騒音低減効果も

一般的にATは多段階化を進めると1つのギア当たりの速度域が狭くなり、変速した際のショックとエンジン回転数を抑えることで燃費が改善する。騒音を低減する効果も期待できる。

だが、変速数を増やせば歯車など部品点数が増えるため、ATが大型化して設計の自由度が制限されてしまう課題があった。ホンダが開発した10速ATは、小型・軽量化して従来の6速ATと同等のサイズを実現したのが最大の特徴だ。

小型化が可能になったのは、3種のギアで構成するプラネタリーギアに独自の構造を採用したためだ。遊星歯車の外側にも歯を設け、別のギアと一体化して4.5センチ短縮。前進と後退を切り替える部品も歯車と一体化して2.5センチ短縮するなど小型化に最適な構造を実現している。

その結果、全長は37.5センチと従来の形状よりも小型化し、多段階化による燃費改善と設計の自由度を両立した。一定速度で走行した際のエンジン回転数を26%削減して騒音も抑制した。

さらに、急加速時に10速から6速など「3段飛び」の変速を可能にして加速感を高めたほか、変速の応答時間をこれまでより30%以上短縮するなど「走り」にもこだわっている。

◆エンジン車の開発競争加速

自動車業界ではギアを使わず、ベルトを通した滑車の径を変化させることで連続的な変速を可能にしたCVT(無段変速機)で燃費改善を図る車種も増えている。だが、CVTは大排気量の出力とは相性が悪いとされており、ホンダは大型車向けに10速ATを開発してきた。報道公開した試験車も高級セダン「アキュラRLX」に搭載しており、大型車の需要が強い北米市場などで投入が見込まれる。

ホンダは10日、新型燃料電池車(FCV)「クラリティ フューエルセル」のリース販売を開始。2018年までにプラグインハイブリッド車(PHV)を市場投入し、将来的に電気自動車(EV)もラインアップに加える方針だ。

30年にはハイブリッド車(HV)も含めた環境対応車の販売に占める割合を3分の2まで引き上げることを目指しているが、15年はHVの5%程度にとどまっており、当面はエンジン車が主流だ。10速ATなどでエンジン車の燃費改善を進めることが、競争力維持には不可欠になる。

多段階化では、メルセデス・ベンツが昨秋発売した主力の「Cクラス」のクリーンディーゼル車に9速ATを採用するなど先行している。自動車各社も開発を進めているが、ホンダが世界初の10速ATを開発したことで競争が加速しそうだ。(会田聡)

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