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上州屋大量閉店の理由と閉店店舗一覧

   

釣具の上州屋が今年に入ってから加速度的に閉店が続いています。

釣具の上州屋とは、昭和38年4月に設立した創業54年目となる会社です。取扱商品は主に釣具。店内は、竿、ハリス、餌、網などの商品に加え、釣りに関して知識のある店員さんが対応してくれ、釣り好きにはたまらない店舗。また昔はこの上州屋が事業規模で日本1位でした(2010年で205店舗。次のタックルベリーが当時163店舗)

この業界の巨人が今年に入り大量閉店をする理由について紹介します

釣具の上州屋大量閉店の理由

1、釣りをする人口の減少

釣りをする人の人口が減少しています。現在は最盛期の6割りから7割程度。

今は、ゲーム、スマホ、パチンコなど、昔は無かった趣味、レジャーが充実しています。昔は釣りや、登山が主流だったのかもしれませんが、今の若者は、釣りをしなくても、それ以外の選択肢が多数ある為、若年者の人口が減少しているのも特徴です。

この釣り人口の減少は今後も続くと思われます。国内の釣り好きのシェアは減る一方。この事による売り上げの減少が上州屋の店舗閉鎖につながっているものと思われます。

2、釣具の通販店の増加による実店舗での売り上げの減少

釣具店とは、昔は通販など無かったのですが、時代の流れと共に、ネットや雑誌からの販売がシェアを拡大しつつあります。

ネットや通販では、国内の釣具の専門メーカーや、海外の釣具店(海外の方が優れており、魅力的な商品が多数ある。特にルアーは海外、という方もいます)の商品も簡単に手に入ります。

釣具を購入する方は主にこだわりのある方が多い。

ということで、皆多数の品揃えのある店舗を目指す傾向にあります。以前は実店舗においては、釣具の上州屋がそのシェアを握っていましたが、今は仮想空間であるネットの方が品揃え、価格の面では充実している為、実店舗が中心の上州屋はそちらにシェアを奪われている状況にあります。

また現実には、個人の釣具店は、そのほとんどが姿を消しています。以前、アスクルというネット通販の文具店が誕生したら、町の文具店の9割が倒産してしまったように、この釣具店業界にも確実にこの波は押し寄せています。

3、大きな組織故、きめ細かな対応が出来ない事があったらしい

これはネット上に書かれていた事ですが、ある上州屋さんで、お客さんが店員さんに、「店に無い、この商品を欲しい」という事をお願いしたら、店員さんは快諾したものの、その上司?の方が、「顧客1人1人の要望を聞いていたらきりが無い」という理由で反対し、結局お客様の希望の商品が提供出来なかったという事があったようです。

どの会社でも同様の事があるかと思いますが、仮に上記の話が本当だとした場合、今の時代お客さんは、その他に複数の選択肢(他の店に行く、ネットから購入する)が多数ある為、困りません。

こういったちょっとした対応も、売り上げ減少に繋がっているのでは無いかというのがネット上の反応でした。(この話はどの業界でも同様のものと思われますが)

釣具の上州屋閉店店舗一覧

ここ最近加速度的に閉店をしている、釣具上州屋の閉店店舗について紹介します。

上州屋名古屋長久手店 愛知県長久手市 2016年10月23日(日)閉店

上州屋 大和店 神奈川県大和市 2016年10月31日(月)閉店

上州屋枚方店 大阪府枚方市 2016年10月31日(月)閉店

上州屋碧南店 愛知県碧南市中後町1-28 2016年10月31日(月)閉店

上州屋下館店 茨城県筑西市 2016年10月31日(月)閉店

上州屋北越谷店 埼玉県越谷市 2016年10月31日(月)閉店

つり具の上州屋 桶川店 埼玉県北本市 2017年1月9日(月)閉店

つり具の上州屋 近江八幡店 滋賀県近江八幡市 2017年1月9日(月)閉店

上州屋 都筑インター店 神奈川県横浜市都筑区 2017年2月12日(日)閉店

上州屋大井町店 東京都品川区 2017年2月28日(火)閉店

上州屋 館林店 群馬県館林市 2017年3月26日(日)閉店

上州屋 太田店 群馬県太田市 2017年3月31日(金)閉店

上州屋 清水店 静岡県静岡市 2017年5月21日(日)閉店

上州屋桑名店 三重県桑名市 2017年5月21日(日)閉店

 

※尚掲載はごく一部で、それ以外のかなりの店舗が既に閉店しています。お近くに上州屋があったなと思われる方は、検索してみてください。自分は、最寄店および電車で数駅行った場所にある、小さめ店舗の上州屋も既に無くなっており、再度釣具店を検索する必要に迫られました。

上州屋の今後の展望

実店舗が中心の、釣具の上州屋は、上記のような理由から、店舗の減少を余儀なくされています。

今後、ネット通販のシェアは更に高まると予想されています。また、釣り人口も減少する事が予測された場合、売り上げは減少傾向にあり、更なる店舗の閉鎖が考えられるのではと予想します。

ホリエモンが、ある本の中で、数年後に実店舗は全て無くなる(店舗維持コストなど色んな意味でコストがかからない為、安く商品を提供できるネット通販に代わる)という事を書いていましたが、この釣具業界にもこの流れは来ているものと思われます。

私も含み、お客さんは実際に商品を手にとって選びたいと考えている方もいらっしゃると思いますが、実店舗での営業は、賃借料、人件費等、ネット販売や通販と比較して、コストが高くなる傾向にあります。

そのあたりのコストを店側の経営努力で捻出出来るかどうか?また、多くのファン(お客さん)を抱えていることができるか?等の経営努力が問われてくるものと思われます。

 

 

 

 

 

 

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