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【拾得金って何?】警察の会計課非常勤嘱託員逮捕!

   

警察の会計課の非常勤嘱託職員が、拾得金を盗み逮捕されました。

逮捕されたのは、兵庫県、生田署会計課の非常勤嘱託員、栄谷由香容疑者(34)=神戸市西区池上=、女性の方です。

同容疑者は、8万円から数十万円盗んでおり、盗んだお金は、「洋服などを購入するために使った」と話しています。

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おしゃれしたいとか、若く見られたいとかとういのが動機でしょうか?出来心って本当に恐ろしいです。

拾得金(しゅうとくきん)とは

さて、拾得金(しゅうとくきん)という珍しい言葉ですが、この意味は、落としたお金。持ち主不明のお金のことです。

よく、道端に財布が落ちていたなんて光景を見かけますよね。

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こういう道端で拾ったお金については、警察に届け出なければなりません。期限は1週間以内に。

それとか、例えばディズニーランドに行ったら、園内に落ちている財布を拾ったとか、スーパーの駐車場で1円拾ったとしたら、拾ったときから24時間以内に、そのお店などの施設に届け出る必要があります。そしてこういうお金は、施設内で持ち主が見つからなかったら、これまた1週間以内に、今度は施設の管理者から警察に届け出ることになります。121_pc_visual_name

このようにして警察には、たくさんの拾得物(拾ったもの)が集まりますが、その内のお金が、拾得金となります。

道に落ちていましたとか、パチンコ屋の駐車場に1円落ちていたのをお店に持ってきて下さった方がいたのですが、持ち主不明だったので、拾得物としてお届けしますとか、たくさんの拾得金が警察にところには届けられているのです。

でも落ちているお金って、中には高額なものもあります。以前に、600万円落ちていたというニュースもありました。そういう時、持ち主が現れなかったら、このお金はどうなってしまうんだろう?自分がもらえたら良いのになー。

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と考えるのはごく自然な話。財布を届けたは良いけど、その後どうなってしまうのでしょうか?

拾得者の権利

報労金の請求権

拾ったものを警察に届けた人は、報労金を請求する権利(いわゆる「お礼」がもらえる)が発生します。こちらは、落し物の価格の5%~20%以内の金額を請求できます。(遺失物法28条)

どこかの店の駐車場などで拾った場合の拾得金に関しては、その施設の管理者と、拾得者とで、上記の権利の半分ずつとなります。

施設管理者、拾得者共、拾得物の価格の2.5%~10%。

これらの権利は、落とし主に落し物が返還された後、1ヶ月を経過すると、請求できなくなります。

必要経費の請求権

落し物を届け出たときに要した費用がある場合、その費用を落とし主などに請求できる権利。例えば拾ったものを警察に届け出る際に、警察署が遠くバスを利用したので、バス代を請求する等

この権利も、落とし主に落し物が返還された後、1ヶ月を経過すると、請求できなくなります。

所有権を取得する権利

ここが一番大事な点。

落し物を届けてから3ヶ月の保管期間内に、落とし主が現れない場合、届けたものは、拾ったものの所有権を取得することができます。例えば道端に1千万落ちていて、届けて3ヶ月たっても持ち主が現れない場合は、1千万は届けた人のお金となります。※平成19年12月の法改正で以前は6ヶ月だったのが、3ヶ月に短縮されました。

ただし、所有権を取得した日から、2ヶ月の間に引取りをしなかった場合、この権利は消滅します。

例えば、1千万拾って警察に届け出た(1月1日)

→(4月1日)警察から、3ヶ月保管したけど持ち主が現れないから、あなたが所有者になりましたと通知を受ける

→(6月1日)この日までにとりに行けば1千万は自分の物。取りにいけなかったら、権利がなくなる

という事です。

仮に持ち主が出た場合でも、5万から20万を報労金として請求する権利があります。

権利の放棄等について

拾得者は、上記のそれぞれの権利について、一部の権利を放棄することやすべての権利を放棄 することができます。尚、あらかじめ一切の権利を放棄した場合は、費用負担の義務を負うことはありません。

例えば、持ち主がヤバそうな感じの人で、関わりを持ちたくないなと思った場合、若しくは50円玉一枚を届け出た場合、その程度ならいらないよという人もいるでしょう。そういう方は権利を放棄することができます。

記事引用(拾得金を盗んでしまった警察の会計嘱託職員が逮捕)

警察署金庫の拾得金盗んだ疑い 嘱託員の女を逮捕 神戸

神戸新聞NEXT 4月29日(金)22時49分配信

警察署に届けられた拾得金を盗んだとして、兵庫県警は29日、窃盗の疑いで、生田署会計課の非常勤嘱託員、栄谷由香容疑者(34)=神戸市西区池上=を逮捕した。容疑を認め「洋服などを購入するために盗んだ」と話したという。

逮捕容疑は4月14日、生田署会計課の金庫で保管していた拾得金約8万円を盗んだ疑い。現金は同日午前、神戸市交通局が市バスや市営地下鉄での忘れ物などとして届けた拾得物の一部だったと県警はみている。

県警によると、栄谷容疑者は2013年12月から同課で拾得物に関する情報の入力業務を担当していた。同課ではこの8万円を含め数十万円の拾得金が不足しており、関連を調べる。

 

 

 

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