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【危険な海の漂流物】堤防で拾った信号弾が暴発して女児重症

   

高知県須崎市の海岸沿いの堤防で、高知市の小学5年の女児(10)が堤防に遊びに来ていたところ、円柱状の器具が放置されており、それに触れたところ暴発し、顔に重傷を負っていたことが分かった。

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女児が拾ったのは、以下のような円柱状の物体。

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この物体は信号弾と呼ばれるもの。

海で船が遭難した時などに発光体を上空に打ち上げて救助を求める信号として利用されているものです。火薬が使用されており、不用意に取り扱うと、やけどやけが等の恐れがあります。

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信号弾とは、ピストル型の拳銃のようなものに、上記の弾をこめて発射することにより利用します。動画がありますが、破裂した映像はちょっとした花火のようにも見えます。こんな暴発が顔で起こったら、目とか鼻とか心配になります。

この信号弾は、海から流れてきて、海岸沿いに漂着することも良くあり、海がある県では、注意喚起を呼びかけたり、見かけたら、市役所などの職員が取りに行くので教えてくださいという情報を求める所も多いです。

かなり危険な信号弾ですが、実は漂流物の中には、注意しなければならない危険物も多々あります。今後このようなことが無いよう、まとめてみました。

海の危険な漂流物

海岸沿いを歩いていると、意外と落ちている危険な漂流物についてまとめてみました。

【魚、鳥類、ウミガメ等の死体】

カツオノエボシ

猛毒をもち電気クラゲの別名があり、刺されると強烈に痛みます。刺されたヒトの死亡例もあるぐらい危険です。見るからに色鮮やかで触りたくなりますが、大体綺麗な色した海の生物は毒を持っていることが多いので危険です。以下は死んで浜に上がったときの画像

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カツオノカンムリ

鍋蓋状の気泡体(水辺板)の上に三角形の帆を持ち、風に乗って移動するクラゲです。刺胞に刺されると激しく痛みます。

水平板の周縁は鮮やかな青藍色で、中央は無色透明。気泡体の年輪状の模様の中は気体が入っており、それで水上に浮かびます。物珍しさで触るのは危険です。

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アンドンクラゲ

名前の通り行灯を思わせるような体長3-3.5cmほどの立方型の傘を持ち、その下に長さ20cm程の鞭状をした触手を4本伸ばしている暖海性の立方クラゲです。

強烈な刺胞毒があります。

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クラゲの中で、触っても平気なものもありますが、クラゲは基本的には捕食の為、触手に毒をもっていることが多いので、触らないほうが無難です。

ウミガメやクジラの死体

海洋の汚染や、病気により死んでいることがあります。

クジラの死体には、人にうつるウィルスを持っているものもいます。

ウィルスは呼吸などから体内に入ってきますので、近寄らない、手を触れないほうが無難です。

鳥の死体

海岸沿いで死んでいる鳥は、餌不足での餓死、鳥インフルエンザなどで死亡している場合もあります。鳥インフルエンザは人にうつります。近寄らない、触らないのが一番です。

【引火性液体、ガソリン、灯油、オイル等】

ガソリン、灯油、オイルなどが、容器に入れられたまま捨てられ、海岸に流れ着くことがあります。引火性のある液体のため、火を近くでつけると、引火したり、爆発したりします。ガソリンタンクの容器は以下のようなものですが、ペットボトルに入れられていたり、ビンに入っているものもあります。基本的に液体類は中身を確かめようとしないよう、触れないようにしましょう

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(日本のガソリンタンク)

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(アメリカのガソリンタンク)

【薬品類、塩酸、農薬等の危険な薬品】

塩酸、農薬などは、プラスチックだったり、ビンだったりの容器に入って売られています。こういうものも海に普通に流れていることがあります。

日本製のものでしたら、化学品有害マークというものがあり、容器のどこかに表示がされていると思いますが、海外または、海外の船などから捨てられたものもあるので、基本的に容器は触らないほうがいいです

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(化学品有害マーク)

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(農薬)

【高圧ガス、プロパンガスボンベ、カセットガスボンベ、消火器等】

プロパンガスボンベ、カセットガスボンベ、消火器などは穴が開いていれば爆発はしませんが、もし穴が開いていない場合は、海で浮かんでいる間に容器が損傷している可能性があり、触ったぐらいでもそれが原因で爆発することもあり、危険です。

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海水で錆びていて、原型をとどめていないこともあります。それらしきには近づかないようにしましょう

【火薬類、信号弾、発煙筒、マリンマーカーなど】

火薬類は、炎や煙が出たり、爆発したりして、火傷したり、負傷したりします。

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発煙筒は、自動車や船舶等に装備され、鮮やかな赤い炎を上げる筒状の道具である。 主に緊急時等に本線車道や路肩に停車した場合において、後続車に対し前方に危険・障害物があることを知らせるために用いられます。

マリンマーカーは、発煙筒の一種で、海上で救助活動をする時に、海の上で煙を出して目印にするものです。長い間海にあったとしても火薬が残っていると爆発したり、炎や煙が出て、火傷や目を損傷することがあります。

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最後に

海は、世界とつながっています。色んな国の物が多数流れてきてしまうのが海。しかしながら中には危険な物もあり、それに手を触れてしまい、負傷したという事故が日本中のいたるところで、わりと頻繁に起きています。

役所などでは事態を考慮し、パトロールを行い、未然に回収したり、注意喚起を促したりしています。

このような事で、大事な体を負傷しないよう、気をつけてください。

記事引用(堤防で信号弾を拾った女児の信号弾が暴発して女児重症)

<女児重傷>放置信号弾が暴発 高知・須崎の堤防

毎日新聞 4月27日(水)21時19分配信

高知県須崎市の海岸沿いの堤防で、高知市の小学5年の女児(10)が円柱状の器具に触れたところ暴発し、顔に重傷を負っていたことが27日分かった。高知県警須崎署によると、破片などから器具は船が救助を求める際に使用する信号弾とみられる。同署は現場に放置されていた可能性があるとみて、所有者や経緯を調べている。

同署によると、25日午後2時45分ごろ、家族で釣りに来ていた女児が堤防の上で器具を見つけ、手に取ると暴発した。女児は鼻を骨折し、顔に裂傷を負うなどの重傷で、父親が病院に運び、26日に県警へ届け出た。

器具は暴発によって破片しか残っていないが、同署によると、長さ約18センチ、直径約2・5センチの信号弾に似ているという。

信号弾は船舶救命設備規則で船への装備が義務づけられている。農林水産省によると、使用期限切れなどで捨てられたとみられる信号弾が海岸に漂着することもあり、2006年5月には、石川県の海水浴場で信号弾を拾い上げた男性が、暴発で顔にけがをする事故が起きている。【松原由佳、岩間理紀】

 

 

 

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